8月3日 緊急セミナー!
ネオニコチノイド系農薬規制を巡る世界の最新情報と日本の最新研究結果の解説および意見交換会
フランス在住の環境ジャーナリスト羽生のり子氏の来日に合わせ、急遽フランスのオーガニック事情と政府の農薬対策に関する最新情報について講演いただけることになりました。
また日本におけるネオニコチノイド系農薬の人体への影響に関する研究の第一人者東京女子医科大学東医療センターの平久美子先生にも加わっていただき、今年6月12日に発表された研究、「ネオニコチノイドの母子間移行の実態と移行メカニズムの解明」を中心にわかりやすく説明いただきます。
日本のネオニコチノイド系農薬の人体への影響に関する研究は進んでいます。
フランスが禁止した根拠の中には平先生が関与した学術論文も含まれています。
しかし残念ながら日本は規制緩和の方向です。
ネオニコチノイド系農薬の問題点、そして世界と日本の対策の違い、オーガニックの現状など知るまたとない機会です。是非ご参加ください。
※できるだけ質疑・意見交換を充実させるため少人数での開催となります。
会場は40人定員ですので、40人に達した段階で締め切りとさせていただきます。
日時:2019年8月3日(土) 18:00開場 18:20開始
会場:新宿区立環境学習情報センター(エコギャラリー新宿)
アクセスはこちらから
定員:40名(定員になり次第締め切りとさせていただきます)
参加費:資料代1000円 (当日、お支払ください)
お申込:NPO法人エコツーリズムネットワークジャパンへ下記①~③を明記の上、メールにてお申込ください。
E-mail:npo@reborn-japan.com
①お名前
②ご所属
③電話番号
プログラム:
18:00 開場受付
18:20 開催趣旨 徳江倫明(フードトラストプロジェクト代表理事)
18:30 羽生のり子(フランス在住、環境ジャーナリスト、オルタナ特派員)
・フランスのオーガニックの最新事情とネオニコチノイド系農薬規制の経緯
・グリホサートの禁止運動と政府の農薬対策に関する最新情報
フランスの最新のオーガニック事情とネオニコチノイド系農薬が禁止された経緯と理由、その背景にある考え方について講演いただきます。
さらに、昨年9月以降ネオニコ5種が禁止になったフランスでは、反農薬団体もネオニコ禁止のために動いた国会議員もマスコミも含め、もはやフランス人の関心は、EU内で禁止されなかったグリホサート(モンサントの農薬ラウンドアップの成分)を法律で禁止にする方に移っているといいます。羽生さんには、農薬全面禁止を目指すフランスの市民の運動、政府の農薬対策についての最新情報を話していただきます。
19:15 平久美子(東京女子医科大学東医療センター)
・ネオニコチノイド系殺虫剤の人体への影響を示す最新情報
—世界の研究動向について—
・ネオニコチノイドの母子間移行の実態と移行メカニズムの解明
・有機農産物摂取による尿中のネオニコチノイド量低減に関する調査研究
日本ではネオニコチノイド系農薬の規制は、世界の動向に反し緩和される方向です。
しかしここにきて、北海道大学の池中良徳准教授を中心とする研究グループが、ネオニコチノイドの母体から胎児への移行に関する研究成果をごく最近の6月12日、環境化学討論会で発表し、日本人は胎児期からネオニコチノイドの曝露を受けていること、その摂取源は飲食物である可能性が高いことなどを明らかにしました。
今回、この研究グループの一員でもある東京女子医科大学東医療センターの平久美子先生にも講演いただけることになり、この研究結果の意味するところを直接、分かりやすくお話しいただき、また世界の研究動向についてもお話しいただきます。
20:00 休憩10分
20:10 質疑応答&意見交換
20:50 終了
進行:壹岐 健一郎(エコツーリズムプロデューサー)
主催:一般社団法人フードトラストプロジェクト
NPO法人エコツーリズム・ネットワーク・ジャパン
共催:一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
協力:有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク>